小話
FXの取引をする外国為替市場とは、株式取引や商品取引のように取引所がありません。
また具体的なFXのマーケットがあるというより、銀行や証券のディーラー同士が電話や為替ブローカーを通してやパソコン画面を使って相対取引しているというものです。
それらをFXの外国為替市場と呼んでいます。
FXなどを銀行や証券会社の間で取引きするマーケットを、インターバンク市場と呼んでいます。
FX取引をする外国為替市場の仕組みは、よく円卓に座った数人が、マイク・スピーカー前で伝票を投げている光景が見られますが、これは各銀行や証券会社からの担当者が注文を受け、相対取引をしている光景です。
かつて銀行は、為替ブローカーに売買注文を出す代わりに、ブローカーより売買注文情報を得ていました。
しかし今では、インターネットの普及などからこうした実勢為替情報は、ネットを通してすぐに入手できるようになりました。
またFXの売買取引もほとんどネット上で完了できるようになりました。
FX市場での取引者は、銀行間の市場であるインターバンクと対顧客マーケットの二つに大きく分かれています。
FXのインターバンクとは、日本銀行や市中銀行、または一部の証券会社や為替ブローカー、電子ブローキングなどを通した取引のことを指します。
またFXの対顧客市場は、事業法人や機関投資家、ヘッジファンドなどを通しての取引のことを言います。