豆知識2

FX

2010年03月02日 10:44

FXにはもしもの市場の急変動に備えて、損失をある程度に抑えるためのシステムがあります。

それをロスカット・ルールと呼んでいます。

しかしFXにおいて実際にロスカット・ルールが行われるレベルは、取引保証金の半分を超える評価損が発生している場合となります。

だからこの方法だけをFXの損失限定の唯一の方法とするのは、かなり大きなリスクのあるものと言えます。

たとえばロスカット・ルールが執行されても、結果的にFXの取引保証金のうち80%を超える金額が損失し、手元には20%の資金しか残らないケースもあるようです。

これでは、FXのリスク対策としてちょっと弱いところがあります。

そこでFXには、この金額程度までなら損してもいいとか、このレベルまで下がったらというところで損切りするストップ注文を入れる方法があるのです。

このFXにおける損失確定的な決済注文方法のことをストップロス注文とか、ストップロス・オーダーと呼んでいます。

これによって、ロスカットされる前に損失発生額を一定のレベルで抑えることができます。

だからFXのロスカット・ルールには、ある決められたロスカットレベルに、このストップロス注文が自動的に入っているものと言えます。